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04:ミミとナナの任務。

あれから数日がたった。しかし、ミミとナナはあの時からずっと落ち込んだままで、全く笑顔を見せることがなかった。それゆえ、他の任務があっても全くやることはせず、ただただ自室のベッドで横になるだけだった。
リースがたまに様子を見に来ても、それに反応することもなかった。

(あの時のヴァリスと同じだ・・・。)

ミミとナナを見て、リースは思った。
「あの人」がいなくなり、ヴァリスは性格が180度変わってしまった。ショックのあまり・・・。
ミミとナナも、せっかく母親と会えたのに、今じゃ落ち込んでばかり。このままでいれば、ヴァリスのように性格が変わってしまうんじゃないか・・・リースはそう思った。

「ミミ・・・ナナ・・・。」

悲しそうな表情で、リースはつぶやいた・・・。




「ちょっと、閻魔?遅すぎやしないか?」

不機嫌にリースは閻魔に話しかける。

「リース、言葉をわきまえるということはしないのか?」
「うっさいなー・・・僕は機嫌が悪いんだよ。あの馬鹿はまたいないし、どこほっつき歩いてんだか。」
「リースは、ホントにヴァリスの事が好きみたいだな。」
「はぁ!?でたらめな事言ってると殺すからね!?たとえ目の前にいるのが閻魔でもね!!」
「わっかったわかった・・・で?用件があったのではないか?」

尋ねられたリースは、口ごもる。うまく言えないのだ。

「・・・ミミとナナの・・・だぁあああ!!!わかんないのかよ!!!閻魔ならわかるだろ?!ったく、ホントにあんたは閻魔なのかよ!!使えない奴だ!!」
「言いたい放題だな・・・ともかく、準備はできている。二人を呼んできたらどうだい?」
「ホント!?嘘付いたら、ホントに殺すからね♪」

満面の笑みでリースは答えた。そして、そのまま嬉しそうにミミとナナを呼びに行った。

「・・・まったく・・・わかりやすい性格だな。」




「ん?リース?何処行くんだ?」
「あ゛、馬鹿ヴァリス・・・。」
「馬鹿は余計だ。で、何処行くんだよ。」
「どっかほっつき歩いてるヴァリスなんかには教えないよ~だ!」
「え?!ちょ、待てよ!!」

そういった矢先、リースはもうすでに遠くのほうへ。
その後ろ姿は、どこか嬉しそうに見えた。




「ミミ!ナナ!」

勢いよく扉を開けて、双子の名前を呼ぶ。
しかし、双子は寝ているのか、その呼び声にこたえない。

「ん?キミは、第一部隊隊長!うちの娘達に何か?」
「何か?じゃないよ!今すぐ起こしてくれないかな?」
「無理だよ。起こそうとしても、何も答えてくれないんだから・・・キミも知ってるだろ?」

そう、ミミとナナは父親である第二部隊隊長の呼びかけでも、大好きなリースの呼びかけでさえも反応してくれないのだ。

「・・・無理矢理でもいいんだ!あの二人に・・・あの二人に会わせたい人がいるんだ!」
「会わせたい人?そう言っても、ミミとナナは聞きいってくれないかもよ?」
「そうかい、そうかい!じゃ、いいよ!」

リースはズカズカと中に入り、ミミとナナが寝ている部屋のドアを開ける。

「ミミ!ナナ!起きて!!!」

もぞもぞ・・・
寝ているわけではなく、寝たふりをしていたようだ。リースはそれに気付いた。

「寝たふりかい?第二部隊のエースだってのに、それじゃ、聞いてあきれるね!!!ホントは、キミたちがつらくなることなんてあんまり言いたくないんだ・・・だけど、言わなきゃ何にも進めないだろ?!」

そう言ってもミミとナナは起きる気配はない。

「・・・そんな事より、キミたちに会わせたい人がいるんだ!」

リースは声色を変えて話しかける。
しかし、ミミとナナの反応はない。

「もう!面倒だな!!!」

そう言って二人の布団を巻き上げ、腕をつかんで無理やり連れ出す。布団から出された二人は、何がどうなっているのかさっぱりである。
リースはそのまま引っ張っていき高速スピードで飛んだ。そして、閻魔のもとに到着する。
無理やり連れてこられたミミとナナは、多少不機嫌である。

「おい閻魔!ミミとナナ、ちゃんと連れてきたよ!早くしてよね!」
「だから言葉をわきまえんか・・・まぁ、慣れたからどうでもいいんだが・・・。」

そうつぶやいた後、ミミとナナに会わせたい人がいると閻魔は告げる。それに首をかしげるが、口に出して言わなかった。しかし、表情は寝起きのような顔だった。寝たふりだったくせに・・・。

「さぁ、入ってきてもいいぞ。」

閻魔がそう言うと、暗闇から女性が現れた。暗闇のせいで、顔がいまいち把握できない。
しかし、暗闇から完全にあらわれたとき、ミミとナナはその女性が誰なのかをすぐに把握した。



そう・・・その女性は、まぎれもなくミミとナナの母親――美奈子であった。



「ま、ママ・・・!」
「ママなの・・・?」

ここでようやく声を発し、表情が一気に変わった。

「そうよ、魅々、奈々・・・。」

美奈子がそう言うと、二人は嬉し涙を流し、美奈子に飛びついた。
「ママ!ママぁ!」と言いながら泣き続け、美奈子はそんな二人の頭をなでる。

「・・・よかった。」

リースは一言そうつぶやいた。

「何だリース、彼女たちがうらやましいのか?」
「は?この閻魔また変な事言ってる。ヴァリスはそんなとこが似たのかな~。」

腕を組んでそっぽを向きながら言った。ホントにわかりやすい性格である。

しばらくすると、ようやくおさまったようで、ミミとナナは疑問を問いただす。

「ねぇ、何でママはここにいるの?」
「ママは悪霊になっちゃって、元に戻すなんてできないって言われたのに・・・。」
「閻魔様がね、私を死神としてよみがえらせてくれたの。」

そう言って、美奈子は閻魔に向き直りお礼を言った。

「いやいや、この死神がどうしてもとお願いされましてな。」
「はぁ!?僕がいつそんなお願いしたんだよ!?ばっかじゃないの!?」

そう言うリースのほうに、美奈子は振り向いた。

「あの時のミミとナナのお兄さん・・・あなたがお願いしてくれたのね、ありがとう。」
「あたしたちからもお礼言うよ、ありがと、こうちゃん♪」
「ありがと、こうちゃん♪」
「だ、だから違うって言ってるだろ・・・まったく・・・そんでもって、僕はリース。『こうちゃん』て言うな・・・でも・・・。」

そう言って言葉をとめる。

「ホントに良かった、ミミとナナに笑顔が戻って。」

言いながらリースは優しい表情をうかべた。

「こうちゃんのおかげだよ♪」
「うん、こうちゃんのおかげ♪」
「ぼ、僕は何もしてないよ!そんでもって『こうちゃん』っていうな!!」

ミミとナナは、リースに飛びついてじゃれつく。

「閻魔様・・・あの子たちホントに兄妹みたいですね。」
「うむ、ミミとナナの面倒はいつもリースだからな。自然とリースが兄という立場になっているんだ。」
「だから、兄弟に見えるのですね・・・。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ちょっと!見てないでこの二人何とかしてよ!」
「こうちゃんだいすき♪」
「だ~いすきぃ♪」
「だから『こうちゃん』って言うな!!」

「微笑ましいですね、閻魔様。」
「そうだな。」
「シカトかよ!!」


数日後・・・


「ママ、今日ね任務でパパに褒められたの!」
「『やっぱりお前たちは強くて頼りになるな!』ってね!」
「そう、よかったじゃないの♪」
「うん!」「うん!」

そんな光景を、リースは窓からのぞいていた。

「リース、書類の整理やれよ・・・何だって俺が全部やんなきゃならないんだ・・・。」
「肝心な時にいなくなるからだよ。ほら、さっさとやる。」
「くそう・・・。」

書類を整理しているヴァリスをほっとき、リースはずっと眺めている。そして、何かを思い出したかのように、クロアを連れてドアに向かう。

「あ、どこに行くんだよ!!」
「ちょっと散歩!帰ってくる間に、さっさと終わらせるんだよ!!」

そう言って、リースは外に出た。





「ママ、これからずっと、ずぅうっと一緒にいようね!」
「ずっとだよ!もう絶対はなれないんだから!」
「えぇ、私もあなたたちの事を、もうはなさないからね。」

「ミミとナナの任務」 Fin...


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あとがき

しめ方が最低ですね。
そんなこんなで始まったあとがき。
ごめんなさい、しめは正直考えてませんでした。
でも、必死に考えた結果がこれですwwwwwwwwwww

しかも、この話はリース目線になってるし・・・ねーよって言うwwwwwwwww

とりあえず、読んでくれた人ありがとうございました><

スピンオフ2の続きも書かなくちゃ・・・。
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