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【オリジ小説】ヒーローはここにいる!【EP:01】

ヒーローはここにいる! EP:01


「氷室柊弥100人限定パーティー(ファンクラブ会員制)?」

と、発言したのは、死神部隊第一部隊隊長のゼノンだ。今日は休日なのか、任務用の制服は着ておらず、すみれ色のタンクトップが見えるような襟のたれた白いTシャツをきて、ファーのついた焦げ茶色のコートを身にまとっていた。ズボンは黒のジーパンを、靴は焦げ茶のスニーカーをはいていた。
どうやら、これが彼の私服らしい。
その私服を着たゼノンの前に、エメラルドグリーンの瞳をより一層に輝かせて、「氷室柊弥100人限定パーティー(ファンクラブ会員制)」と書かれた招待状を両手に持った女性が1人。イメージカラーはベージュだと言わんばかりに統一されたように、髪と首に巻いたマフラーがベージュで、来ているワンピースも、ベージュの面影があるものを着ていた。つま先の出たブーツは薄いレモン色で、薄いオレンジ色のリボンがついている。
そんな彼女は、ゼノンの恋人、ライラだ。いつもいきいきとしているが、今日に限ってよりいっそういきいきしている。

「そうなの!今回で10回目なんだ!」
「それで、その氷室柊弥って誰?」
「ゼノン、知らないの!?人間界では超有名売れっ子俳優よ!?」

ライラによると、氷室柊弥は突然現れたイケメン俳優。デビュー作は「マフラーナイト・コールドシルフィー」という、ヒーロー番組で主演をつとめた、実力派俳優だとか。子供の人気はそれほどではなかったが、一部のマニアたちには、相当人気が出たらしく、気がついたらバラエティー番組やその他ドラマなどにひっぱりだこ。ファンクラブを創設するほどの大人気スターになっているそうだ。

「で、ライラはその氷室柊弥のファンクラブの会員で、そのパーティーに参加できる資格を持っている……って事か?」
「その通り!私、ファンクラブ創立から入ってるから、強制的に参加可能なの!」

そしてライラは、これまで9回もこのパーティーに出向いた事があるというのだ。
しかし、それは少し疑問が生じる。彼らは死神という種族。人間には姿は見られない。意図的に見せることが出来るが、めったに人間の前で姿を現すことはないのだ。だから、ライラが休まずにこのパーティーに来ていたとしても、欠席扱いになるのでは……?
と、ゼノンはその疑問をライラに問うと、鼻をふふんと鳴らして、自慢げに話し出した。

「私は、会員番号No.5!パーティーに強制的に参加できる証を持つ者!その姿は誰にも見られていないけど、パーティーで用意された御馳走はいつも食べてるから、出席を認められているの!」
「み、認められてるのか……」
「すごいでしょ?おかげでパーティー内では私が有名になっちゃってね!どんな人なのか考察する人もいてビックリ!」

「ちなみにね!」とライラがさらに言葉を続けようとしたところを、ゼノンが制した。

「何?まだいろいろ説明しないといけないのにー」
「楽しそうなのはわかった。で、そのパーティーに、俺もついて行ってほしいのか?そもそも、会員制なのに、俺も行って大丈夫なのか?」

このパーティーは、会員制と書かれているのだから、ゼノンは会員ではないし、今更ファンクラブに入ろうなんて遅すぎる。それに、今日初めて知ったのだから、ファンということにはならないし……という思いも、ライラにすべて伝えると、

「姿消していけば無問題よ!」

と、よりいっそう自慢げに発言した。

「そんなのでいいのか……」

俺は不安だよ。
しかし、愛する恋人が言ってるからには大丈夫なのだろうと、自己解決をするゼノンであった。


続く
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