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【オリジ小説】ヒーローはここにいる!【EP:02】

ヒーローはここにいる! EP:02


「そういえば、ライラはいつもどうやって人間界に行っているんだ?」

「氷室柊弥100人限定パーティー(ファンクラブ会員制)」に参加するための準備を終え、出発をしようとした時、ゼノンは気になった事をライラに質問した。
ゼノンが言いたいのは、死神界と人間界を繋ぐ門がある。その門は、許可なく開けてはならないため、門番がついているのだ。死神部隊ならば、任務のためにすぐに通してくれるし、閻魔様を通してから、門番に断りの言葉を入れると、一応通してくれるのだが、死神部隊でもないライラは一体どうやって人間界へ出向いているのだろうか……という事だった。

「あら、簡単な事よ?」

ライラの父親は、人間界で働く政治家。死神界では、その名を知らない者はいないほどの有名人だ。故に、家族のことも知られているため、名前を出して久々に会うとか、お弁当を届けになどと言えば、門番は通してくれるのだそうだ。

「だから、門番を突破するなんてちょちょいのちょいなんだから!」

ライラの父親が、政治家として働いているのは知っていた。だが、まさかそれを利用して人間界に出向いていたなんて知らなかったゼノンは、意気揚々と話すライラを見て、少々呆れてしまった。

「ちょっとー!何呆れてるの?」
「あ、いやぁ……ヒーロー絡むとやっぱライラは凄いなぁ……って」
「当然よ!憧れのヒーローにまた会えるんだから!」

何度も会っているのだから、飽きないのだろうかと思ったが、それは口にするのはやめた。
それよりも、今回はどんな嘘を門番に言伝するのだろう……という方が気になった。
そして、いざ人間界へ!と意気込み、2人は門番の前にやってきた。

「こんにちは!門番さん!」
「あ、スターナイツのお嬢さんですか。そちらは、第一部隊のゼノン隊長ですか!どうされました?」

門番は、ゼノンの方に顔を向けて質問してきたので、少々戸惑ってしまった。
するとすかさず、

「お父さんに彼氏を連れてこいって言われたから、今からゼノン連れて、会いに行くことになったの!」

と、ライラはいつもの満面な笑顔で門番に答えた。

「ご挨拶ってことですね。わかりました。どうぞ、お入りください」

軽い。門番の警備が軽い。ここまで軽かったことが今まであったか……?
考えてみれば、ゼノンがライラを人間界へデートに誘った時も、これぐらい門番は軽かったのかもしれない……そもそも、自分が第一部隊の隊長だからという理由で、通してもらったのかも知れない。
そう自己解決をして、門番に問い質すことをやめた。

「ありがとう!門番さん!ほら、ゼノン!いくよ?」
「あ、あぁ……」

門を開け、中に入っていく。
すると、門番はさりげなく「頑張ってくださいね」と、結果待ちをするかのような表情をして、ゼノンに話しかけた。ライラの嘘に乗せられた門番は可愛そうだなぁ……と思いつつ、バレないように返事だけはちゃんとしてから、門の奥へと進んだ。
門をくぐると、そこは人間界でいうと空の上だった。人間ならば、地面へ真っ逆さま落ちるところだが、死神なので浮遊して、空を進む。

「ん〜!空はやっぱりいい気持ちね!」
「いつも任務ばかりだから、改めて人間界の空を感じると、本当に気持ちがいいな」

こうやって、空を浮遊して時間を過ごすのもいいなと思ったが、今日はそういう日ではない。パーティーに出向く日だ。

「ほら、こんな事してるとパーティーに遅れちゃうわよ!」
「あぁ、わかったよ」

ライラは、ゼノンの手を引いて、なれた道順で空を飛び進める。といっても、会場までほぼ一直線にしか飛んでいなかったが。
そして、ひときわ目立つビルが見えてきたので、途中から降下し始め、ようやく地面へと降り立った。入口には「氷室柊弥100人限定パーティー(ファンクラブ会員制)の会場はこちらです」と書かれた立て看板があった。

「いつもここでやってるのか?」
「うん!ここのビルの最上階!」
「え!?相当ビル高かったぞ!?100階はあったぞ!?」
「200階建てよ?」
「倍だった!」

自動ドアではないガラス扉を開けて中に入ると、その入口付近にいた人々がどよめいた。なにしろ、2人の姿は人間には見えていないので、突然扉が開くのだから、驚くのも無理はない。

「人間達、かなりビックリしてるぞ……」
「あ、そっか!すり抜ければよかったね!」

ならば、地面に降り立たなくても良かったのでは?と思ったが、

「でもこの反応が楽しくて、つい……ね」

ライラが楽しそうなら、それでいいかと思うゼノンだった。

続く
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