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【オリジ小説】ヒーローはここにいる!【EP:04】

ヒーローはここにいる! EP:04


「今回も、幻のNo.5はこの会場に来ていると思うんだ!だから、このパーティーをもう10回も行えている事に記念して、姿を現してくれないかなって僕は思うんだ!みんなはどうかな?」

そう、叫ぶように氷室柊弥は会場内の100人に問いかけた。それはもちろん、みんなが気になっている幻のNo.5だ。どんな姿をしているか、見てみたいものだし、氷室柊弥がここまで人気を博した記念に、姿を現して欲しいと願うばかりだ。
当然のように、会場内の人々はその姿を拝みたく、「見てみたい!」や「姿を現してくれ!」などの声が沢山上がった。

「やっぱりみんな、気持ちは同じだね!頼むよ!幻のNo.5!僕らにその姿を見せてはくれないかい?」

氷室柊弥は、姿の見えない幻のNo.5に問いかけるように言うと、姿を見たいという願いで、会場内もさらに盛り上がりを見せた。

「ライラ、どうする?みんなお前のこと、待ち構えてるぞ?」
「え……でも……私、どうしたら……」
「人間に意図的に姿を見せる術は、確か、死神の学校でも教わったはずだ。それに、もっと簡単な方法を、俺はお前に教えたはずだけど?」

ライラは、少し迷った。まさか、ここまで自分が人気になっていたとは思いもよらなかった。たかだか、10回のパーティーに出向いているだけなのに、会場内の人々は、何より氷室柊弥は、自分の登場を待ち構えている。しかし、それでいいのだろうか……これは、氷室柊弥によるパーティー。自分が目立って良いものだろうか……。

「今日は、幻のNo.5のパーティーにするつもりなんだ!どうだい?出てきてはくれないかい?」

「幻のNo.5のためのパーティーだ!」「みんな!もっと盛り上げようよ!」「幻のNo.5!みんな待ってるぜ!」などなど。
ここまで声援を浴びて、「無理です!」なんて言えないライラは、ついにみんなに姿を現す決意をした。

「ゼノン!スポットライトの準備お願いね!」
「姿を現すってことだな。わかった。なんとかお前のタイミングに合わせてやるよ!」

ライラはまず、姿を見せない状態で、ステージ上にあがった。そして、何人かに分身をしたゼノンに、スポットライトの場所を教え、指示をする。本体のゼノンは、全ライトのスイッチの、オンとオフの作業待ちをした。

「おっけー!じゃ、明かりを全部消して!」

その合図とともに、ゼノンは会場内の明かりをすべて消した。
当然、会場内の人々は驚いていた。しかし、これはきっと、幻のNo.5がいる証拠だと皆は思い、少々ざわめきながら、登場を待った。
すると、会場内で声が聞こえた。

「助けを呼ぶ声聞こえれば、地上に冷たい風が吹く」

なんだなんだ?
女の子の声が聞こえるぞ!?

「長いマフラー靡かせて、悪を倒せと轟き叫ぶ!」

このセリフは!
マフラーナイト・コールドシルフィーの登場セリフだ!

「幻のNo.5と謳われた、謎人物、その正体は!」

このセリフを言った時、スポットライトの明かりが、ステージ場の中心を照らした。

「会員番号No.5!ライラ・スターナイツとは私のことよ!」

ババーン!!
と、どこかで効果音が鳴ったような気がした。会場は一度静まり返るが、すぐにそれは大歓声に変わった。

「No.5だ!」
「女の子だったのか!」
「幻のNo.5カワイイー!」
「マフラーがコールドシルフィーみたいだ!」

などなど。
ライラは、最高な気分だった。氷室柊弥には申し訳ないが、彼よりもライラへの歓声が大きくて、自分がヒーローになった気分だった。
そして、改めて氷室柊弥に会員証が本物かどうか確認をとってもらい、さらにみんなの歓声を浴びた。

「ありがとう、幻のNo.5……いや、ライラちゃん!僕や、会場のみんなはとっても嬉しい気分だよ!」

そういって、氷室柊弥はライラの手をとった。

「わ、私も、憧れの人に呼んでもらえるなんて光栄です!」

ライラは、目をキラキラさせて、氷室柊弥の手を両手でつかんて、これでもかと言うぐらい腕を振った。遠くでゼノンが「腕振りすぎだ!落ち着けライラ!!」と、叫んだが大歓声に飲まれて聞こえていなかった。
ようやく我に返って、腕を降りすぎたことに謝るライラだったが、氷室柊弥は特に気にせず顔で「それくらい喜んでもらえて嬉しいよ」と、太陽のような笑顔でライラを見つめた。

(な、何て神々しい笑顔なの!?溶けちゃいそう……!)

そう思ったライラは、ふらつき倒れそうになった。しかし、氷室柊弥はそれをしっかりと支えた。

「ライラちゃん、大丈夫かい?」
「え……は、はい……」

これを見て、ゼノンは少し嫉妬した。

続く
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